韓国サイバー大学の成績・評価の仕組みを解説|GPA・単位取得条件・実際の感想

韓国サイバー大学の成績はどうやって決まるのか。単位を落とす条件は何か。在学中の私が実際の経験をもとに解説します。


成績の構成要素

私が在籍している大学では、成績は科目ごとに出席・テスト・課題の3要素で構成されており、それぞれの割合は科目によって異なります。

たとえば出席点の比重が高い科目もあれば、テストの配点が大半を占める科目もあります。受講申請の前に各科目のシラバスを確認して、成績の配分を把握しておくのがおすすめです。

テストの評価方式には絶対評価と相対評価の2種類があります。科目によって異なるため、こちらもシラバスで確認してください。相対評価の場合、同じ点数でも他の受講者との比較で評価が変わります。


成績の付け方(A〜D評価)

成績はA・B・C・Dの4段階で付けられます。各評価にはさらに「+」と「0」の区分があります(例:A+・A0・B+・B0 など)。

日本の大学でいう「秀・優・良・可・不可」に近い仕組みですが、記号の付け方が異なるため最初は少し戸惑いました。


単位を落とす条件

私の大学では、授業の4分の3以上の出席が単位取得の必須条件です。これを満たしていない時点で、テストや課題の点数に関わらず落単になります。

オンライン授業なので「動画を視聴しない=欠席」という扱いです。視聴期限内に動画を見ていないと欠席カウントされます。「後でまとめて見ればいい」と溜め込みすぎると気づかないうちに出席数が足りなくなるため注意が必要です。

出席要件を満たしていても、テスト・課題の点数が一定以下の場合はD評価(単位取得できない)になります。


成績の確認方法

テスト終了後に成績公示期間が設けられます。この期間中に大学のポータルサイトにログインすると、科目ごとの成績が確認できます。

成績に異議がある場合は異議申請できる期間も設けられています(私の大学の場合)。成績公示期間中に必ず確認しておくことをおすすめします。


GPA制度について

GPA制度があります。ポータルサイトに今までの履修単位から算出した累積GPAが表示されています。

GPAは取得済みの全科目の評価をもとに平均が計算されます。CやD評価が増えるとGPAが下がります。卒業要件にGPAの基準が設けられているかどうかは大学によって異なるため、入学前に確認しておくといいです。


実際に受けてみた感想

科目によって試験の難易度と形式の差がかなりあります。

問題数30問前後で○×形式の科目もあれば、50問以上で4択から選ぶ問題・キーワードを入力する問題・計算結果を入力する問題が混在する科目もあります。「通信制だから楽」というイメージとは違い、しっかりした試験という印象です。

特に計算問題が含まれる科目は、韓国語の問題文を読みながら電卓を使うという作業になるため、事前の準備が重要です。テスト前はPDF資料を中心に復習しておくのが一番の対策です。

韓国サイバー大学の学費はいくら?1年間で285,949円かかった実録と内訳を公開

2024年1年間で韓国サイバー大学にかかった学費の総額は、285,949円でした。入学前は年間20万円ほどと想定していましたが、円安の影響と授業料の値上がりで上振れしています。これから入学を考えている方の参考になれば嬉しいです。


学費の仕組み

私が在籍している大学の学費は「1科目あたりの授業料 × 履修科目数」で変動します。入学時点で1科目あたり約200,000ウォン(2万円前後)でしたが、2024年時点では値上がりしています。入学金は私の場合免除でした(大学によって異なります)。


2024年の学費内訳(全4期)

2024年は前期・夏季節・後期・冬季節の計4期、合計12科目を履修しました。

前期(4科目)

夏季節学期(2科目)

後期(4科目)

冬季節学期(2科目)

4期合計:285,949円(2024年実績・入学金0円・12科目)

「季節学期」とは前期・後期の間に設けられた短期集中の学期です(夏・冬)。通常より履修期間が短いため1学期で取れる科目数は少なめですが、早く卒業したい方は積極的に活用できます。


円安の影響

入学前の想定より約6万円オーバーになりました。理由は2つです。

  1. 授業料そのものの値上がり:1科目あたりの金額(ウォン建て)が入学前より上がっていた
  2. 円安の進行:ウォンを円に換算する際のレートが悪化している

今後も円安が続くことを想定すると、年間25〜30万円前後を見込んでおくのが現実的です。


クレジットカード決済の注意点

学費は日本のクレジットカードで決済できますが、高額の海外決済となるため一時的に利用制限がかかる場合があります。私も初回の決済時に制限がかかりましたが、カード会社のサイトで本人利用である旨を申請してすぐに解除されました。事前に知っておくと焦らずに対応できます。


卒業までの総費用試算

私は3年次編入で、卒業には残り66単位(約22科目)の取得が必要です。現在のレートでの概算は以下のとおりです(授業料のみ・目安)。

  • 編入(2年間):約50〜65万円
  • 1年次入学(4年間):約100〜130万円

韓国サイバー大学の前期が終了!半年間通ってわかったこと・入学前の不安との答え合わせ

韓国のサイバー大学に入学して、前期の授業が無事に終わりました。

入学前にいろいろ不安だったこと、実際どうだったのか。半年間を振り返りながら、「入学前に知りたかった」ことを正直にまとめます。


授業について

半年間学習してみて率直に感じたのは、想像よりも学習環境が充実しているということでした。「オンラインだから内容が薄いだろう」という先入観は入学後すぐに覆されました。

授業のボリューム

各科目は全15回の授業(うち2回はテスト)で構成されており、1回あたり90分というボリュームです。通信制だからといって内容が薄いということはなく、しっかりした授業が受けられます。

授業ごとにPDF形式の資料が配布されるため予習・復習がしやすく、テスト前はこのPDFを中心に勉強しました。

受講のタイミングは自由だが視聴期限がある

授業時間は固定されておらず、自分の好きなタイミングで動画を視聴できます。ただし視聴期限が設けられており、私の大学では各授業に2週間の視聴期間があります(大学によって異なります)。

「いつでもいい」と溜め込みすぎると一気にこなさないといけなくなります。特に履修科目が多いと時間の確保が難しくなるため、週ごとにコツコツ進める習慣をつけておくのがおすすめです。


入学前の不安と答え合わせ

不安①「韓国語力で授業についていけるか」→ 問題なかった

授業がすべて韓国語なので最初は不安でしたが、結果的には問題なく受講できました。わからない単語はその都度パパゴなどで調べながら進めています。字幕(韓国語)が出せる科目もあるので、そういった機能も活用しています。

不安②「テストが難しすぎないか」→ 甘く見ると痛い目を見る

「通信制だから簡単」と思っていたら大間違いでした。テストは60分・20〜30問で全問韓国語、中には計算問題もあり、想定より本格的な内容でした。準備に時間をかける必要があります。テストの詳細は定期テストについての記事にまとめています。

不安③「仕事と両立できるか」→ 想定より大変だった

これが一番正直に言いたいところです。結論として両立はできていますが、想定よりは時間的な負荷がかかります。詳しくは次の項目で書きます。


仕事との両立について

フリーランスとして働きながらサイバー大学に通っている私の実感を書きます。

私は仕事との両立を考えて前期は4科目を履修しました。平日4日間、1コマずつ授業を視聴するイメージです。これに加えてテスト週は集中的に勉強時間が必要になります。

履修科目が多すぎると、働きながらの人には時間の確保が難しくなります。最初の学期は余裕を持った科目数から始めて、自分のペースをつかんでから調整するのが現実的だと思います。

テストの日時は固定されているため、仕事のスケジュールと重なる可能性もあります。受講申請の前にテスト日程を確認しておくことを強くおすすめします。


半年を終えての感想

入学前は不安が大きかったですが、半年を終えて「挑戦してよかった」と感じています。授業・テストともに想像よりしっかりした内容で、韓国語で授業を聴くという経験はとても充実していました。毎週韓国語に触れる環境が自然と作られるので、韓国語力の維持・向上にもなっています。

仕事との両立で大変な部分もありますが、学期ごとに受講申請をする仕組み上「この学期だけ頑張る」という区切りで考えられるのが続けやすいポイントです。1年間ずっと頑張り続けるイメージより、3〜4ヶ月の学期単位で考える方が気持ちが楽になります。

現在は後期の授業を受けています。次の記事では成績評価についても書く予定です。


まとめ

  • 授業は1科目90分×15回。内容はしっかりしている
  • 受講タイミングは自由だが視聴期限あり(私の大学は2週間)。溜め込み注意
  • テストは本格的。準備が必要
  • 仕事との両立は可能だが、最初は余裕のある科目数から始めるのがおすすめ
  • 学期単位で区切って考えると続けやすい

このブログでは引き続き在学中のリアルな体験を発信しています。他の記事もあわせてどうぞ。

韓国サイバー大学の定期テストはどんな感じ?形式・難易度・実際に受けてみた感想

「オンラインだから簡単そう」と思っていたら大間違いでした。韓国サイバー大学のテストは本格的です。この記事では、実際にテストを受けた経験をもとに、形式・難易度・対策をまとめます。


テストの基本情報

  • 実施回数:中間・期末の年2回(科目によっては期末のみ)
  • 実施方式:オンライン
  • 試験時間:60分
  • 問題数:20〜30問前後
  • 試験方式:選択式(4〜5択)中心+記述式・計算問題(科目による)
    • なお科目によっては、テストではなくレポート提出が評価の中心になるものもあります。レポートの内容・提出方法については別記事にまとめます。
  • プロクターリングシステム:私の大学ではなし(カメラ・マイクオフで受験可)

テストの日時は受講申請前に公表されている学期計画表で確認できます。受講申請の前にテスト日程を確認しておくことを強くおすすめします。仕事のスケジュールと重なる可能性があるためです。


テストの形式・詳細

通常の授業は好きな時間に視聴できますが、テストは日時が指定されています。その時間にログインして受験する形式で、時間になると強制終了されます。正当な理由がある場合は申請することで日時変更が可能とのことですが、原則は指定された日時に受験する必要があります。

問題は4〜5択の選択式が多く、穴埋め記述や計算問題が含まれる科目もありました。がっつりとした論述問題はありませんでした(科目・大学による)。20〜30問を60分で解くため時間的にはそこまで厳しくなく、見直しを含めて2周できる余裕はありました。ただし韓国語で問題を読んで解くという作業には慣れが必要です。


実際に受けてみた感想

想定よりずっと難しかったです。テスト前に勉強はしていたのですが甘く見ていた部分があり、全問韓国語+時間制限という環境で思った以上に焦りました。特に計算問題がある科目は、電卓を叩きながら韓国語の問題文を読み解くという作業でかなり消耗しました。

結果として落単はしませんでしたが、テストが終わった直後は「絶対落ちた」と思うくらいできませんでした。それ以来テスト前の準備を丁寧にするようになりました。


テスト対策としてやっていること

テストは過去の授業内容(資料)から出される選択式がほとんどです。配布されたPDF資料を見ながら復習する程度で対応できます。

  • 各授業のPDF資料を見返して重要なポイントを確認する
  • わからなかった箇所は動画を見返して確認する
  • 計算問題がある科目は電卓を事前に準備しておく

難しい対策は特にしていません。授業をきちんと視聴してPDF資料を復習しておくのが一番の対策です。

韓国サイバー大学の授業はどんな感じ?実際に受けてわかった学習環境のリアル

「韓国サイバー大学の授業って実際どんな感じ?」という疑問に、在籍中の私がリアルにお答えします。公式サイトに書いてあることではなく、実際に授業を受けてわかったことを中心にまとめました。


授業の基本的な仕組み

  • 1科目あたり全15回(うち中間・期末テストが各1回)
  • 1回あたり90分(科目によっては2時間近いものも)
  • 受講タイミングは自由(ただし視聴期限あり。私の大学は2週間)
  • 授業はすべて韓国語
  • 再生速度の調整が可能(低速・通常・倍速)
  • 字幕(韓国語)が出せる科目もある

動画は一時停止や巻き戻しが自由にできます。わからない単語が出てきたら止めて調べ、また再生するという使い方ができるのがオンライン授業の利点です。

授業は15回分が最初に全部公開されるわけではなく、毎週特定の曜日にアップロードされます。溜め込みすぎると一気にこなさないといけなくなるため、週ごとにコツコツ進める習慣をつけておくことをおすすめします。


授業の内容と難易度

「通信制だから内容が薄い」という先入観は入学後すぐに覆されました。通学制と同水準の授業が進みます。

科目によって難易度の差はかなりあります。語学・文化系の科目は比較的理解しやすく、専門的な科目になると専門用語が増えて難しく感じることがあります。最初の学期はいきなり専門科目を詰め込まず、余裕のあるスケジュールで始めることをおすすめします。

スライドに書き込まれる교수님(教授)の手書き文字が読み取りにくいことも正直あります。韓国語ネイティブがサラッと書いたハングルは、慣れるまで解読に時間がかかりました。


教材について

授業ごとにPDF形式の資料が配布されます。私の大学ではPDFのみで完結するため、別途紙の教科書を購入する必要はありませんでした(大学・科目によって異なる場合があります)。

PDFはiPadやタブレットに入れておけばいつでも確認でき、テスト前の勉強もこのPDFが中心になります。私はPCで授業を視聴しながらiPadでスライドを開いて書き込みをする形で学習しています。


動画視聴と成績の関係

授業を視聴しない=欠席扱いになります。欠席が多ければ成績に影響します。「テストだけ頑張ればいい」ではなく、毎回の授業をきちんと視聴することが前提です。


メリットとデメリット

メリット

  • 自分の都合に合わせて受講できる(ある程度)
  • インターネット環境があればどこからでも受講可能
  • 発言を求められないため、韓国語の発音に自信がなくても授業参加のハードルが低い
  • 倍速・字幕など視聴サポート機能が使える

デメリット

  • 自主的に学習計画を立てる必要がある
  • 会話力(말하기)は授業では伸びない

韓国サイバー大学の受講申請|手順・学費の支払い方法・注意点

韓国のサイバー大学は、学期ごとに受けたい授業を自分で選んで申請します。この記事では受講申請の手順と、学費の支払い方法・注意点をまとめます。


受講申請「戦争」はない

韓国の全日制大学では受講申請が争奪戦になると聞いていたので、希望の授業が取れないケースもあるのかと心配していました。サイバー大学ではそういった状況はなく、希望の授業を問題なく申請できました。

ただしこれは私の在籍大学での話です。他のサイバー大学では状況が異なる可能性があります。


受講申請の手順

  1. 申請ページで希望の授業を選択:受講申請期間になると申請ページが開設されます。希望する授業を選んでカートに入れ、最終確定する流れです(通販でカゴに入れて注文する感覚に近い)
  2. 授業料を納付:選択した科目分の授業料を支払います
  3. 受講申請完了:納付確認後、大学内のマイページに各科目のページが設けられます
  4. 授業開始:開講時期に入ると授業が始まります

受講申請の前にテスト日程を確認しておくことを強くおすすめします。テストの日時は受講申請前に公表されている学期計画表で確認できます。仕事のスケジュールと重なることがあるため、事前に照らし合わせておくと安心です。


学費の支払いについて

私の大学では日本のクレジットカードで決済できました。ウォン建てで決済されるため、決済日のレートによって日本円換算額が変わります。

初回の決済時、海外利用かつ高額だったためカードに一時的な利用制限がかかりました。カード会社のサイトで本人利用である旨を申請するとすぐに解除されましたが、事前に知っておくと焦らずに対応できます。


注意点

  • 受講申請前にテスト日程を確認する
  • クレジットカードに一時的な利用制限がかかる場合がある
  • 学費はウォン建てのため為替レートの影響を受ける
  • 仕事が繁忙期の学期は科目数を減らして調整することも可能

韓国サイバー大学の共同証明書|海外在住者が行う猶予申請の方法

韓国のサイバー大学に入学すると、授業やテストのログインに「共同証明書」が必要になります。韓国在住者はネイバーやカカオなどで取得できますが、日本在住者は同じ方法が使えません。そのため「共同証明書の猶予申請」という手続きが必要です。

※本記事は私の在籍大学での手続き内容です。大学によって異なる場合があります。必ず進学先に確認してください。


共同証明書とは?

共同証明書(공동인증서)は、韓国の大学システムにログインする際に本人確認のために必要なものです。不正利用を防ぐための仕組みで、韓国在住者はネイバー・カカオ・銀行などで取得できます。

日本在住者はこれらのサービスで本人認証ができないため、「海外在住のため共同証明書を取得できない」という申請を行い、別の方法でシステムにアクセスできるよう猶予してもらう手続きが必要になります。


猶予申請の方法

大学の専用フォームに書類を添付して申請します。申請理由の欄には「해외 거주로 인하여(海外在住のため)」と記載しました。


提出した書類

私が提出したのは以下の3点です。

  • パスポートの写真ページ
  • 日本在住を証明できる書類:私は住民票を提出しました
  • 上記書類の英語翻訳:住民票を英語に翻訳したものを提出。翻訳様式の指定はなく、インターネットで探した無料テンプレートを使用して問題なく受理されました

すべてデータ化(スキャンまたは写真)して専用フォームに添付する形です。

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